松江省

曖昧さ回避 この項目では、中華民国の行政区画について説明しています。中国共産党革命根拠地については「松江省 (中国共産党)」をご覧ください。
中華民国 松江省
1946年 - 1954年 →
松江省の位置
松江省の位置
松江省の位置
簡体字 松江
繁体字 松江
拼音 Sōngjiāng
カタカナ転記 ソンジャン
国家 中華民国
行政級別
政府所在地 牡丹江市
建置 1946年
放棄 1946年
面積
- 総面積 84,559.31 km²
人口

松江省(しょうこうしょう)は、中華民国にかつて存在した省。中国東北の東九省の一部をなし、省都牡丹江市に置かれた。

地理

北は合江省及び嫩江省、西は遼北省、南は朝鮮半島、北はソビエト連邦に接し、現在の吉林省延辺朝鮮族自治州の大部分、黒竜江省牡丹江市の大部分、通河及び依蘭以南地区に相当する。

歴史

1945年民国34年)、日本の敗戦に伴い満洲国が崩壊すると、9月4日、国民政府は松江省省長を任命、省都をハルビン市とした。1946年(民国35年)2月1日には通河県合江省に移管している。1947年(民国36年)6月5日、国民政府は東北9省の行政区域を正式に発表、牡丹江省浜江省三江省の一部地域に松江省を新設、省会を牡丹江市に設置、下部に2市15県を管轄した。

しかし国共内戦が激化した1946年(民国35年)、4月23日には松江省政府主席関吉玉が松江省を放棄しており、国民政府による実際の行政統治は実施されず、中国共産党による軍政が施行されることとなった。

行政区画

関連項目


前の行政区画
牡丹江省
浜江省
三江省
黒竜江省の歴史的地名
1946年 - 1954年
次の行政区画
松江省
台湾地区行政区画
1955年2 - 現在)
6直轄市
2省(虚省化3
台湾
3市
11県
福建
2県
大陸地区を含む全領域(中国語版)行政区画4
1912年 - 2005年5
14直轄市
  • 南京(中国語版)
  • 漢口
  • 広州
  • 重慶(中国語版)
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  • 西安(中国語版)
  • 大連(中国語版)
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  • 高雄6
35省
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東北九省九省案(中国語版)
西部三省(中国語版)
1特別行政区
2地方(中国語版)

各行政区画が属する区域についてはTemplate:中国地理大区を参照のこと。

1 北京政府、または国民政府・中華民国政府が中央政府機構を1年以上設置した実績のある都市。なお、1925年 - 1928年は北京政府と国民政府の並立期間。

2 国共内戦大陳島撤退作戦)にともない中華民国政府の実効支配地域が変更された最後の年。

3 行政改革によって行政機関としての機能は2018年までに消滅。ただし、中華民国憲法中華民国憲法増修條文の上では廃止されていない。

4 この行の記載は、行政院新聞局が2005年に刊行した「中華民國九十四年年鑑」に基づく。

5 「中華民國九十四年年鑑」が刊行された年。これ以降、中華民国政府は大陸地区の範囲・行政区分に関する公告を発表していない。

6 全域が台湾地区に属する。

7 金馬地区が台湾地区に、それ以外の地区が大陸地区に属する。

8 モンゴル独立を承認したため、1946年に廃止。その後モンゴルの独立承認を取り消したため、1953年に復活(詳細は台蒙関係を参照)。