F1チーム代表

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自動車レースのフォーミュラ1（F1）におけるチーム代表（チームだいひょう）とは、参戦している各チームの代表者のことで、チームの総責任者の呼称として用いられる。F1の共通言語となっている英語の呼称に合わせて「チームプリンシパル」（英語: Team Principal）と呼ばれることもある。

概要

F1チームのチーム代表はチームの総責任者であり、チームのパフォーマンスやレース結果、チームの方針の決定、人事を含むチーム体制の構築、予算の管理、など、組織の運営に関するあらゆることに権限と責任を持っている[1][2]。そのため、ドイツ語のように言語によっては、単に「ボス」と呼ばれる[2][3]。

チームのオーナー（所有者）や、チームの運営会社の経営者（CEO）と混同されがちだが、必ずしも同一人物ではない。チームを運営するマネージャーとしての役割を持つが、レースの実戦チームのまとめ役は別の人物が「チームマネージャー」等の肩書で分担していることがある。かつてはチームの代表者がそれらの役職や業務を全て担っていることも多かったが、F1チームが大きな組織となっていったことや、チーム内の各業務が高度化して専門家による分業体制となっていったことで、チーム代表の位置付けも変わっていった（→#位置付けの変遷）。権限の範囲もチームによって考え方が若干異なり、「チーム代表」となる者にチームが与えている肩書もチームによって異なることがある（→#肩書）。

F1チームの対外的な顔役（アイコン）としての役目も持ち、F1チームの中ではドライバーに次いでメディアにおける露出が多い役割となる[1][2][3]。F1の規則を承認する国際自動車連盟（FIA）、実質的な主催者で商業権を管理するフォーミュラワン・グループ、他チームのチーム代表との折衝を行うほか、FIA公式会見への出席やテレビのインタビューなどのメディア対応、スポンサーなどへのマーケティング対応が主な業務となっている[1][2]。そのため、ほぼ例外なく話術に長けた人物がその任に就いている[1]。

位置付けの変遷

かつてはチームオーナーがチーム代表を兼任していることが常だった[1][2]。チーム内の業務分担でも、F1チームが数名から十数名程度で運営されていた小規模な組織であることが一般的だった時代では、チーム代表が車両の設計者を兼務していたり、ドライバーを兼務していたりするチームも珍しくはなかった[1][2][3]。時代を経るにつれて、F1チームが数十名から数百名の人員を擁する巨大な組織となっていき、車両設計などの各分野がその分野を専門とする「スペシャリスト」たちによって担われるようになったことで、チーム内の業務は分業が進み、2000年代に入った頃にはチーム代表が他の仕事を兼ねるということはほぼ見られなくなった[1]。2000年代以降も、チームの運営会社の経営者（CEO）という役職についてはチーム代表が兼務していることもあるが[4]、これも分業が進みつつある。

そうして、近年のF1チームでは人員の大部分をスペシャリストが占めるようになったが、そうした人員を統率する役割を持つチーム代表だけは、各分野にある程度通じている必要があるため、チームの中でも例外的に「ゼネラリスト」としての能力が求められると言われている[1]。

求められる経験は特に決まっておらず、モータースポーツとは無関係な分野で組織管理者や実業家をしていた人物が就任する例もあるが、近年、チーム代表を務めている者の多くは就任以前からモータースポーツに関わっていた人物で占められている[2]。（→#現在のチーム代表）

オーナーとの関係

チーム代表は、オーナーが兼任している場合を除けば、いずれもオーナーに雇われている立場となる[2][3]。会社組織としては、オーナーとの間にチームの運営会社の役員（CEOなど）が上席者として存在することが常となっている（チーム代表本人が兼任していることもある）。

2024年現在、参戦している10チームの内、メルセデスチームのトト・ヴォルフのみチームの共同オーナーだが[5][6]、他の9チームのチーム代表はいずれもチームオーナーに雇われてその役目を務めている。

肩書

チーム内の肩書は「Team Principal」とは別にあることがあり、マネージングディレクターなど、チームによって様々である。チームの運営会社の経営者を兼ねている場合、最高経営責任者（CEO）の肩書を持つこともある。

現役のチームの中で最も長い歴史を持つスクーデリア・フェラーリでは、伝統的に「スポーティングディレクター」（イタリア語: Dirigente Sportivo）の肩書が与えられていた（2000年代のジャン・トッド体制まで[注釈 1]）。近年のフェラーリでは、「スポーティングディレクター」という肩書は、チーム代表ではなく、チーム代表の補佐役（チームマネージャー）に与えられているが[注釈 2]、イタリアのメディアは、2020年代の現在でも慣習的にフェラーリのチーム代表をスポーティングディレクターとしばしば呼んでいる。

一覧

現在のチーム代表

国
籍 		人物 チーム 就任年※1 出身分野※2 補足
イタリアの旗 あるに ふらひ あれつさんとろ アレッサンドロ・アルニ・ブラビ ザウバー 2023年[注釈 3] 弁護士、ドライバーエージェント、チーム管理 呼称は「チーム代表者（Team Representative）」[注釈 4]。
オーストリアの旗 うおるふ とと トト・ヴォルフ メルセデス 2013年 ドライバー（Fフォード）、実業家（投資家） 共同オーナー[5]。チーム運営会社（Mercedes Grand Prix Ltd.）CEOを兼任[5]。
ルクセンブルクの旗 くらつく まいく マイク・クラック アストンマーティン 2022年 エンジニア（レースエンジニア）、チーム管理
日本の旗 こまつ あやお 小松礼雄 ハース 2024年 エンジニア（レースエンジニア）
イタリアの旗 すてら あんとれあ アンドレア・ステラ マクラーレン 2023年 エンジニア（レースエンジニア）
フランスの旗 はすうる ふれてれつく フレデリック・バスール フェラーリ 2023年 実業家（レースチーム経営） 過去にルノー（2016年）、ザウバー/アルファロメオ（2017年 - 2022年）のチーム代表。
フランスの旗 ふあみん ふるうの ブルーノ・ファミン アルピーヌ 2023年 エンジニア（開発）、チーム管理
イギリスの旗 ほうるす しええむす ジェームス・ボウルズ ウィリアムズ 2023年 エンジニア（ストラテジスト）
イギリスの旗 ほおなあ くりすちやん クリスチャン・ホーナー レッドブル 2005年 ドライバー（F3）、実業家（レースチーム経営） チーム創設時のチーム代表。チーム運営会社（Red Bull Racing Ltd.）CEOを兼任[12]。
フランスの旗 めきいす ろおらん ローラン・メキース RB 2024年 エンジニア（レースエンジニア）

※1 チーム代表に就任後、最初にレースを迎えた時点の年を「就任年」として記載。
※2 ドライバー経験者はシングルシーター（フォーミュラカー）の最高位カテゴリーを記載。エンジニア出身者は主な分野を記載。「チーム管理」は、F1に限らず、チームマネージャーなどレーシングチームの管理職経験がある者について記載。

主なチーム代表

「Category:F1チーム代表」も参照
国
籍 		人物 チーム 期間 補足
フランスの旗 あひてふうる しりる シリル・アビテブール ケータハム 2013年 - 2014年
ルノー 2017年 - 2020年
イギリスの旗 あへかしす しよおし ジョージ・アベカシス（英語版） HWM 1951年 - 1954年
イタリアの旗 ありはへえね まうりついお マウリツィオ・アリバベーネ フェラーリ 2015年 - 2018年
イタリアの旗 あるに ふらひ あれつさんとろ アレッサンドロ・アルニ・ブラビ アルファロメオ 2023年
ザウバー 2024年 - (現職)
オランダの旗 あるはあす くりすちやん クリスチャン・アルバース ケータハム 2014年
スウェーデンの旗 あんたあそん おへ オベ・アンダーソン トヨタ 2002年 - 2003年
香港の旗 いつふ ててい テディ・イップ セオドール 1977年 - 1978年 創設者、オーナー。
1981年 - 1983年
イギリスの旗 うあんたあうえる とにい トニー・ヴァンダーヴェル ヴァンウォール 1954年 - 1960年 創設者、オーナー。
イタリアの旗 ういいた えるねすと エルネスト・ヴィータ (Ernesto Vita) ライフ 1990年 創設者、オーナー。チームは決勝出走せず。
イギリスの旗 ういきんす きいす キース・ウィギンス（英語版） パシフィック 1994年 - 1995年
イギリスの旗 ういつとまあしゆ まあていん マーティン・ウィットマーシュ マクラーレン 2009年 - 2013年
イギリスの旗 ういりあむす くれあ クレア・ウィリアムズ ウィリアムズ 2013年 - 2020年 実質的なチーム代表（肩書は「副代表」）[注釈 5]。
イギリスの旗 ういりあむす ふらんく フランク・ウィリアムズ ウィリアムズ 1977年 - 2020年 創設者、オーナー。
イギリスの旗 うおお ひいたあ ピーター・ウォー ロータス (チーム・ロータス) 1983年 - 1989年
イギリスの旗 うおおきんしよお とむ トム・ウォーキンショー リジェ 1995年 - 1996年 共同オーナー。
アロウズ 1996年 - 2002年 オーナー。
オーストリアの旗 うおるふ とと トト・ヴォルフ メルセデス 2013年 - (現職) 共同オーナー。
イタリアの旗 うこりいに ねろ ネロ・ウゴリーニ（イタリア語版） フェラーリ 1952年 - 1955年
イギリスの旗 えいもん くりす クリス・エイモン エイモン 1974年 創設者、オーナー、ドライバー。
イギリスの旗 えくれすとん はあにい バーニー・エクレストン ブラバム 1972年 - 1987年 オーナー。
イタリアの旗 おおてつと たにえる ダニエル・オーデット フェラーリ 1976年
アイルランドの旗 おこんねる ふいんはあ フィンバー・オコンネル（英語版） ケータハム 2014年
イタリアの旗 おせつら えんつお エンツォ・オゼッラ（英語版） オゼッラ 1980年 - 1990年 創設者、オーナー。
イギリスの旗 おりはあ しやつきい ジャッキー・オリバー アロウズ 1978年 - 1996年 共同創設者、オーナー[注釈 6]。
アメリカ合衆国の旗 かあにい たん ダン・ガーニー AAR (イーグル) 1966年 - 1968年 創設者、オーナー。
イギリスの旗 かありん とれはあ トレバー・カーリン（英語版） MF1 (MF1レーシング) 2006年
フランスの旗 かさん へるなある ベルナール・カザン (Bernard Casin) ルノー 1985年
ドイツの旗 かひいと よおすと ヨースト・カピート ウィリアムズ 2021年 - 2022年
インドの旗 かるてんほおん もにしや モニシャ・カルテンボーン ザウバー 2012年 - 2017年 共同オーナー。初の女性のF1チーム代表。
日本の旗 かわしま きよし 河島喜好 ホンダ 1965年 第5戦と第6戦のみの臨時監督。
イギリスの旗 くうはあ しよん ジョン・クーパー クーパー 1950年 - 1964年 創設者、オーナー、車両設計者。
ルクセンブルクの旗 くらつく まいく マイク・クラック アストンマーティン 2022年 - (現職)
イタリアの旗 けていいに さんて サンテ・ゲディーニ（イタリア語版） フェラーリ 1992年 - 1993年
日本の旗 こしま まつひさ 小嶋松久 コジマ 1976年 - 1977年 創設者、オーナー。
イタリアの旗 こつてい ふらんこ フランコ・ゴッティ（イタリア語版） フェラーリ 1968年 - 1970年
日本の旗 こまつ あやお 小松礼雄 ハース (ハースF1チーム) 2024年 - (現職)
イギリスの旗 こりんす ひいたあ ピーター・コリンズ ベネトン 1985年 - 1989年
ロータス (チーム・ロータス) 1989年 - 1994年
フランスの旗 こるていいに あめて アメデ・ゴルディーニ ゴルディーニ 1950年 - 1956年 創設者、オーナー、車両設計者。
ドイツの旗 これす こりん コリン・コレス MF1 (スパイカーMF1レーシング) 2006年
スパイカー 2007年
フォース・インディア 2008年 - 2009年
HRT 2010年 - 2011年
イタリアの旗 ころおに えんつお エンツォ・コローニ（英語版） コローニ 1987年 - 1992年 創設者、オーナー。
イタリアの旗 ころんほ あれつさんとろ アレッサンドロ・コロンボ (Alessandro Colombo) フェラーリ 1973年
イギリスの旗 さあていいす しよん ジョン・サーティース サーティース 1970年 - 1978年 創設者、オーナー、ドライバー。
ドイツの旗 さいとる あんとれあす アンドレアス・ザイドル マクラーレン 2019年 - 2022年
スイスの旗 さうはあ へえたあ ペーター・ザウバー ザウバー 1993年 - 2005年 創設者、オーナー。
2010年 - 2012年
ドイツの旗 さこうすきい ええりひ エリッヒ・ザコウスキー（英語版） ザクスピード 1985年 - 1989年 創設者、オーナー。
イタリアの旗 させつてい あんとれあ アンドレア・サセッティ（英語版） アンドレア・モーダ 1992年 創設者[注釈 7]、オーナー。
アメリカ合衆国の旗 さふなうああ おとまあ オトマー・サフナウアー レーシング・ポイント 2018年 - 2019年
アストンマーティン 2020年 - 2021年
アルピーヌ 2022年 - 2023年
スイスの旗 しえつてい へえたあ ペーター・シェッティ（ドイツ語版） フェラーリ 1971年 - 1972年
イタリアの旗 しへるてい ふえてりこ フェデリコ・ジベルティ (Federico Giberti) フェラーリ 1950年 - 1951年
イタリアの旗 しゆたいなあ きゆんたあ ギュンター・シュタイナー ハース (ハースF1チーム) 2016年 - 2023年
カナダの旗 しゆないたあ あれつくす アレックス・シュナイダー（英語版） ジョーダン 2005年 オーナー。
ドイツの旗 しゆみつと きゆんたあ ギュンター・シュミット ATSレーシング　※ドイツ国籍 1978年 - 1984年 創設者、オーナー。
リアル 1988年 - 1989年 創設者、オーナー。
フランスの旗 しゆりあん あんり アンリ・ジュリアン（英語版） AGS 1986年 - 1990年 創設者、オーナー。
アイルランドの旗 しよおたん えてい エディ・ジョーダン ジョーダン 1991年 - 2004年 創設者、オーナー。
日本の旗 すきうら ひてお 杉浦英男 ホンダ 1965年 第8戦と第9戦のみの臨時監督。
イタリアの旗 すくらあてい えらると エラルド・スクラーティ (Eraldo Scurati) フェラーリ 1956年
日本の旗 すすき あくり 鈴木亜久里 スーパーアグリ 2006年 - 2008年 創設者、オーナー。
イギリスの旗 すたんれい るいす ルイス・スタンレー（英語版） BRM 1960年 - 1977年 オーナー[注釈 8]。
イギリスの旗 すちゆわあと しやつきい ジャッキー・スチュワート スチュワート 1997年 - 1999年 創設者、オーナー。
イタリアの旗 すてら あんとれあ アンドレア・ステラ マクラーレン 2023年 - (現職)
オーストラリアの旗 すとつたあと ほおる ポール・ストッダート ミナルディ 2001年 - 2005年 オーナー。
日本の旗 せきくち きゆういち 関口久一 ホンダ 1965年 - 1966年 1965年は第1戦から第4戦まで。
ドイツの旗 たいせん まりお マリオ・タイセン BMWザウバー 2006年 - 2009年
イタリアの旗 たうおおに ろもろ ロモロ・タヴォーニ（英語版） フェラーリ 1958年 - 1961年
ATS　※イタリア国籍 1963年
イギリスの旗 ちやつふまん こりん コーリン・チャップマン ロータス (チーム・ロータス) 1958年 - 1982年 創設者、オーナー、車両設計者。死去による退任。
イギリスの旗 ていれる けん ケン・ティレル マトラ 1968年 - 1969年
ティレル 1970年 - 1998年 創設者、オーナー。
イギリスの旗 てにす ろん ロン・デニス マクラーレン 1980年 - 2008年 共同オーナー。
オーストラリアの旗 とおらなつく ろん ロン・トーラナック ブラバム 1970年 - 1971年 共同創設者、共同オーナー[注釈 9]、車両設計者。
フランスの旗 とす しえらある ジェラール・トス (Gérard Toth) ルノー 1985年 [注釈 10]
オーストリアの旗 とすと ふらんつ フランツ・トスト トロ・ロッソ 2006年 - 2019年
アルファタウリ 2020年 - 2023年
フランスの旗 とつと しやん ジャン・トッド フェラーリ 1993年 - 2007年
日本の旗 とみた つとむ 冨田務 トヨタ 2004年 - 2007年
イタリアの旗 とめにかり すてふあの ステファノ・ドメニカリ フェラーリ 2008年 - 2014年
イタリアの旗 とらこおに えうじえにお エウジェニオ・ドラゴーニ（ドイツ語版） フェラーリ 1962年 - 1966年
日本の旗 なかむら よしお 中村良夫 ホンダ 1964年 - 1965年 1965年は最終戦（第10戦）のみ。
1967年 - 1968年
アメリカ合衆国の旗 にこるす とん ドン・ニコルズ シャドウ 1973年 - 1981年 創設者、オーナー。
オーストリアの旗 のいはうああ あるふれえと アルフレート・ノイバウアー メルセデス 1954年 - 1955年
イタリアの旗 のせつと ろへると ロベルト・ノセット (Roberto Nosetto) フェラーリ 1977年
イギリスの旗 はあねる とにい トニー・パーネル（英語版） ジャガー 2003年 - 2004年
フランスの旗 はすうる ふれてりつく フレデリック・バスール ルノー 2016年
ザウバー 2017年 - 2018年
アルファロメオ 2019年 - 2022年
フェラーリ 2023年 - (現職)
ドイツの旗 はんしゆたいん ふりつつ ふしゆけ ふおん フリッツ・フシュケ・フォン・ハンシュタイン ポルシェ 1957年 - 1964年
イタリアの旗 ひつちにいに まるこ マルコ・ピッチニーニ（英語版） フェラーリ 1978年 - 1988年
イタリアの旗 ひのつと まつていあ マッティア・ビノット フェラーリ 2019年 - 2022年
イギリスの旗 ひる くらはむ グラハム・ヒル ヒル (エンバシー・ヒル) 1973年 - 1975年 創設者、オーナー、ドライバー。死去による退任（チーム消滅）。
フランスの旗 ふあみん ふるうの ブルーノ・ファミン アルピーヌ 2023年 - (現職) 暫定チーム代表。
イタリアの旗 ふいおりお ちええされ チェーザレ・フィオリオ フェラーリ 1989年 - 1991年
リジェ 1994年 - 1995年
ブラジルの旗 ふいつていはるてい ういるそん ウィルソン・フィッティパルディ フィッティパルディ (コパスカー) 1975年 - 1982年 共同創設者、共同オーナー、ドライバー。
イギリスの旗 ふうす しよん ジョン・ブース（英語版） ヴァージン 2010年 - 2011年
マルシャ 2012年 - 2015年
フランスの旗 ふうりえ えりつく エリック・ブーリエ ルノー 2010年 - 2011年
ロータス (ロータスF1チーム) 2012年 - 2013年
マクラーレン 2014年 - 2018年
イタリアの旗 ふえらあり しろおらも ジローラモ・フェラーリ (Girolamo Ferrari) フェラーリ 1957年
マラヤ連邦の旗 ふえるなんてす とにい トニー・フェルナンデス ロータス (ロータス・レーシング) 2010年 - 2011年 オーナー。
ケータハム 2012年 オーナー。
イタリアの旗 ふおるきえり まうろ マウロ・フォルギエリ フェラーリ 1970年 車両設計者。
イタリアの旗 ふおるてい くいと グイド・フォルティ（英語版） フォルティ 1995年 - 1996年 創設者、オーナー。
ポーランドの旗 ふこうすきい まるちん マルチン・ブコウスキー アルピーヌ 2021年 共同チーム代表[注釈 11]。
イギリスの旗 ふらい につく ニック・フライ B・A・R 2005年
ホンダ 2006年 - 2007年
イギリスの旗 ふらうん ていひつと デイビッド・ブラウン アストンマーティン 1959年 - 1960年 創設者、オーナー。
イギリスの旗 ふらうん ろす ロス・ブラウン ホンダ 2008年
ブラウンGP 2009年 創設者[注釈 12]、オーナー。
メルセデス 2010年 - 2013年
イギリスの旗 ふらつしゆ はあひい ハービー・ブラッシュ（英語版） ブラバム 1989年 - 1991年
オーストラリアの旗 ジャック・ブラバム ブラバム 1961年 - 1970年 共同創設者、共同オーナー、ドライバー。
イタリアの旗 ふりあとおれ ふらひお フラビオ・ブリアトーレ ベネトン 1990年 - 1997年
2000年 - 2001年
ルノー 2002年 - 2009年
イタリアの旗 ふりひお たひて ダビデ・ブリビオ（英語版） アルピーヌ 2021年 共同チーム代表[注釈 11]。
スイスの旗 ふるん うおるたあ ウォルター・ブルン ユーロブルン 1988年 - 1990年 創設者、オーナー。
イギリスの旗 ふろおとれい えりつく エリック・ブロードレイ ローラ (マスターカード・ローラ（英語版）) 1997年 創設者、オーナー、車両設計者。チームは決勝出走せず。
フランスの旗 フロスト あらん アラン・プロスト プロスト 1997年 - 2001年 創設者[注釈 13]、オーナー。
イギリスの旗 へすけす あれくさんたあ アレクサンダー・ヘスケス ヘスケス 1974年 - 1975年 共同創設者、オーナー。
イタリアの旗 へねとん ろつこ ロッコ・ベネトン（英語版） ベネトン 1998年 - 2000年
スペインの旗 へれすさら るいす ルイス・ペレス＝サラ HRT 2012年
アメリカ合衆国の旗 へんすきい ろしやあ ロジャー・ペンスキー ペンスキー 1974年 - 1977年 創設者、オーナー[注釈 14]。
イギリスの旗 ほうるす しええむす ジェームス・ボウルズ ウィリアムズ 2023年 - (現職)
イギリスの旗 ほおすりい あんそにい アンソニー・ホースリー ヘスケス 1976年 - 1978年 共同創設者。
イギリスの旗 ほおなあ くりすちやん クリスチャン・ホーナー レッドブル 2005年 - (現職)
イギリスの旗 ほろつく くれいく クレイグ・ポロック ティレル 1998年 共同オーナー。
B・A・R 1999年 - 2001年 共同創設者[注釈 15]、共同オーナー。
ニュージーランドの旗 まくらあれん ふるうす ブルース・マクラーレン マクラーレン 1963年 - 1970年 創設者、オーナー、ドライバー。死去による退任。
イタリアの旗 まていあつち まるこ マルコ・マティアッチ フェラーリ 2014年
インドの旗 まりや ひしえい ビジェイ・マリヤ フォース・インディア 2010年 - 2018年 創設者[注釈 16]、オーナー。
イタリアの旗 みなるてい しやんかるろ ジャンカルロ・ミナルディ ミナルディ 1997年 - 2000年 創設者、オーナー。
日本の旗 みむら けんし 三村建治 マキ 1974年 - 1976年 創設者、オーナー、車両設計者。チームは決勝出走せず。
アメリカ合衆国の旗 めいやあ ててい テディ・メイヤー マクラーレン 1970年 - 1982年
ハース (ハース・ローラ) 1985年 - 1986年
フランスの旗 めきいす ろおらん ローラン・メキース RB 2024年 - (現職)
イギリスの旗 もすれえ まつくす マックス・モズレー マーチ 1970年 - 1977年 共同創設者。
イタリアの旗 もんてせえもろ るか てい ルカ・ディ・モンテゼーモロ フェラーリ 1973年 - 1975年
日本の旗 やましな たたし 山科忠（英語版） トヨタ 2007年 - 2009年
オーストリアの旗 らうた にき ニキ・ラウダ ジャガー 2001年 - 2002年
フランスの旗 らかるてえる しやん りゆつく ジャン＝リュック・ラガルデール（英語版） マトラ 1970年 - 1972年
イタリアの旗 らへつと まんふれてい マンフレディ・ラベット（英語版） ケータハム 2014年
フランスの旗 らるうす しえらある ジェラール・ラルース ルノー 1977年 - 1984年
ラルース 1987年 - 1994年 創設者、オーナー。
フランスの旗 りしえ き ギ・リジェ リジェ 1976年 - 1992年 創設者、オーナー。
イギリスの旗 りちやあす てひつと デビッド・リチャーズ ベネトン 1997年
B・A・R 2002年 - 2004年
イタリアの旗 りに ふらんこ フランコ・リニ（ドイツ語版） フェラーリ 1967年
フランスの旗 るうふる しりる と シリル・ド・ルーブル（英語版） AGS 1991年 オーナー。
リジェ 1993年 オーナー。
イタリアの旗 るみ かふりええれ ガブリエーレ・ルミ（英語版） フォンドメタル 1991年 - 1992年 創設者[注釈 17]、オーナー。
アメリカ合衆国の旗 れいほおる ほひい ボビー・レイホール ジャガー 2001年
アメリカ合衆国の旗 れすらあ にいる ニール・レスラー (Neil Ressler) ジャガー 2000年
フランスの旗 ろつし ろおらん ローレン・ロッシ（英語版） アルピーヌ 2021年 共同チーム代表[注釈 11]。
イギリスの旗 ろはあつ さいもん サイモン・ロバーツ（英語版） ウィリアムズ 2020年 - 2021年 臨時代表[注釈 5]。
ルクセンブルクの旗 ろへす しえらある ジェラール・ロペス ロータス (ロータスF1チーム) 2014年 - 2015年 オーナー（事実上[注釈 18]）。
イタリアの旗 ろんはるてい くらうていお クラウディオ・ロンバルディ（英語版） フェラーリ 1991年 - 1992年
イギリスの旗 わあす につく ニック・ワース シムテック 1994年 - 1995年 創設者、オーナー、車両設計者。

F1チーム代表全般を題材とした作品

ドキュメンタリー
  • Formula 1: 栄光のグランプリ (2019年 - 製作継続中。製作配給：Netflix、制作：Box To Box Films)
コンピュータゲーム
  • F1マネージャー（英語版） (2000年。販売：EAスポーツ、開発：Intelligent Games)
  • F1マネージャー2022（英語版） (2022年。販売・開発：Frontier Developments)
  • F1マネージャー2023（英語版） (2023年。販売・開発：Frontier Developments)

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ トッドは1993年から2007年にかけてチーム代表を務めた。トッドの肩書は2001年までは「スポーティングディレクター」だったが[7]、2002年から「ゼネラルディレクター」となっている[8]（退任する2007年まで[9]）。
  2. ^ フェラーリにおいて、「スポーティングディレクター」の肩書はトッドの後はチームマネージャーのステファノ・ドメニカリが2002年から2007年まで帯び[10][9]、トッド退任翌年の2008年にドメニカリがチーム代表に就任（昇格）した後はルカ・バルディッセリが引き継いでいる[11]。
  3. ^ アルファロメオ時代を含む。
  4. ^ 運営会社（ザウバーモータースポーツ）のCEOであるアンドレアス・ザイドルの代理（日常のチーム運営の代行者）という側面が強いと考えられている。
  5. ^ a b 2023年の時点で、ウィリアムズは、クレア・ウィリアムズと臨時代表のサイモン・ロバーツ（英語版）を元チーム代表としてカウントしていないことを明らかにしている[13]（ウィリアムズは2020年12月にロバーツがチーム代表に「正式に」就任したことを発表したことがあり[14]、発表内容には矛盾を含む）。
  6. ^ 創設初期と、フットワーク参画期（1990年 - 1995年）に共同オーナー。それ以外の期間は単独のオーナー。
  7. ^ コローニを買収。
  8. ^ 1975年に義兄のアルフレッド・オーウェン（英語版）から相続。
  9. ^ 1971年は単独のオーナー。
  10. ^ 1984年末に就任し、1985年8月末に辞任[15]。
  11. ^ a b c 2021年のアルピーヌは、チーム代表を置かず、ローレン・ロッシ（英語版）（CEOを兼任）、ダビデ・ブリビオ（英語版）、マルチン・ブコウスキーの3人による指導体制で運営された[16]。
  12. ^ ホンダ（Honda Grand Prix Ltd.、「HRF1」）を買収（MBO）。
  13. ^ リジェを買収。
  14. ^ ロジャー・ペンスキーは北米の事業に集中していたため、実質的にはチームマネージャーのハインツ・ホーファー（Heinz Hofer）がF1チームの指揮を執った[17]。
  15. ^ ティレルを買収。
  16. ^ スパイカーを買収。
  17. ^ オゼッラを買収。
  18. ^ チームの親会社のジニー・キャピタル（英語版）の共同オーナー。

出典

  1. ^ a b c d e f g h Red Bull Racing Honda (2021年3月26日). “Bulls' Guide To: Team Principals” (英語). Red Bull Racing. 2024年2月29日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h Richard Asher (2022年8月21日). “特集｜F1チーム代表ってどんな人？　彼らの仕事内容や十人十色の経歴をリストアップ！”. Motorsport.com. 2023年1月14日閲覧。
  3. ^ a b c d Richard Asher (2024年1月15日). “F1 team principals: Who are they and what do they do?” (英語). Autosport. 2024年2月29日閲覧。
  4. ^ オートスポーツ 2007年12月6日号（No.1137）、「ホンダが“天才の頭脳”を求めた理由」（和田康裕インタビュー） pp.14–17
  5. ^ a b c “The Team Welcomes INEOS as a One Third Equal Shareholder Alongside Daimler and Toto Wolff” (英語). Mercedes-AMG Formula One Team (2020年). 2023年8月20日閲覧。
  6. ^ Chris Medland (2023年7月21日). “【F1チーム代表の現場事情：メルセデス】トト・ウォルフが新規チーム誕生に強硬に反対する特別な理由”. Auto Sport web. 三栄. 2023年8月20日閲覧。
  7. ^ F1速報 2001総集編、「スクーデリア・フェラーリ・マールボロ」 p.72
  8. ^ F1速報 2002総集編、「スクーデリア・フェラーリ・マールボロ」 p.72
  9. ^ a b F1速報 2007総集編、「スクーデリア・フェラーリ・マールボロ」 pp.64–65
  10. ^ “Stefano Domenicali” (英語). GrandPrix.com. 2023年1月17日閲覧。
  11. ^ F1速報 2008総集編、「スクーデリア・フェラーリ・マールボロ」 pp.58–59
  12. ^ “Oracle Red Bull Racing、Oracle Cloudに支えられチャンピオン・シーズンを達成”. 日本オラクル (2022年11月14日). 2023年1月15日閲覧。
  13. ^ “Williams Racing appoints new Team Principal” (英語). Williams Racing (Williams Group) (2023年1月13日). 2023年1月14日閲覧。
  14. ^ “Williams Racing is delighted to announce the appointment of Jost Capito as its new Chief Executive Officer, with him set to join the team on 1 February 2021.” (英語). Williams Racing (Williams Group) (2020年12月17日). 2023年1月21日閲覧。
  15. ^ オートスポーツ 1987年1/10臨時増刊（No.462）、「ルノーがF1を全面撤退した背景は?」（ダグ・ナイ） pp.49–53
  16. ^ “Alpine part ways with Executive Director Marcin Budkowski” (英語). Formula1.com (2022年1月13日). 2023年1月14日閲覧。
  17. ^ F1 Racing 日本版 2009年5月号、「MY LIFE IN F1: ジョン・ワトソン」 pp.24–25

参考資料

雑誌 / ムック
  • 『オートスポーツ』（NCID AA11437582）
    • 『1987年1/10臨時増刊 F1 Grand Prix （No.462）』三栄書房、1987年1月10日。ASB:AST19870110。 
    • 『2007年12月6日号（No.1137）』三栄書房、2007年12月6日。ASB:AST20071206。 
  • 『F1速報』（NCID BB22714872）
    • 『2001総集編』三栄書房（ニューズ出版）、2001年12月5日。ASIN B00UUSAOQC。ASB:FSH20011205。 
    • 『2002総集編』三栄書房（ニューズ出版）、2002年12月7日。ASIN B00UUSAOTE。ASB:FSH20021207。 
    • 『2007総集編』三栄書房（ニューズ出版）、2007年12月13日。ASIN B00UUSAPQQ。ASB:FSH20071108。 
    • 『2008総集編』三栄書房（ニューズ出版）、2008年12月11日。ASIN B00UUSAPWA。ASB:FSH20081127。 
  • 『F1 Racing 日本版』
    • 『2009年5月号』三栄書房、2009年5月24日。ASIN 4779606136。ISBN 978-4779606137。 

関連項目

外部リンク

  • Team principal