栗原健

曖昧さ回避 この項目では、歴史学者・文学博士について説明しています。本名が栗原 健である女優については「大沢さやか」をご覧ください。

栗原 健(くりはら けん、1911年 - 2005年12月2日)は、日本のアーキビスト歴史学者文学博士。専門は、外交史・日本近代史

略歴

1934年、國學院大學国史科を卒業。1935年、外務事務官として外務省に入省する。

文書課に配属され、外交文書や電報類の整理に従事して以来、『日本外交文書』・『終戦史録』(1952年)・『日本外交年表並主要文書 1840-1945』(1955年)・『外務省の百年』上・下(1969年)の編纂や外交史料館の立ち上げ(1971年開館)に尽力した。

外務省退官後も『日本外交文書』編纂委員・顧問、また日本国際政治学会名誉理事として後進の指導に当たった。また、外交文書の閲覧のために来訪する海外の研究者に対しても、懇切丁寧に対応してその研究を支援し続けた。

以上の功績により、1979年には国際交流基金より「国際交流奨励賞」を授与されている。

1999年、自ら目録を作成して、自分の蔵書を南開大学に寄贈した。

著書

単著

共著

編著

  • 『対満蒙政策史の一面─日露戦後より大正期にいたる』(原書房[明治百年史叢書]、1966年)

編纂史料

参考

  • 外務省外交史料館
  • 波多野澄雄「栗原健博士を悼む」
典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • VIAF
  • WorldCat
国立図書館
  • ドイツ
  • イスラエル
  • アメリカ
  • 日本
  • 表示
  • 編集