寺田宇多菜

獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
グランドスラム
2021 バクー 70kg級
2022 バクー 63kg級

寺田 宇多菜(てらだ うたな、1999年3月10日 - )は、大阪府出身の日本柔道選手。階級は70kg級。身長165cm。血液型はO型。組み手は左組み。得意技は内股[1]

経歴

柔道は5歳の時に柔剛会で始めた[1]。小学校5年の時には全国小学生学年別柔道大会40㎏級の決勝トーナメント1回戦で敗れると、6年の時には45㎏級の初戦で敗れた[1]奈良県の広陵中学1年の時に全国中学校柔道大会44㎏級の3回戦で敗れると、2年の時には48㎏級の3回戦で敗れた。3年の時には52㎏級で5位になると、団体戦では決勝で大成中学と対戦して武田亮子と引き分けるも、チームは敗れて2位だった[1]敬愛高校に進むと、2年の時には高校選手権52㎏級の初戦敗れた。団体戦では決勝で大成高校と対戦して武田亮子に僅差で敗れるも、大将戦でエースの児玉ひかるが一本勝ちしてチームは優勝を飾った[1][2]

2017年には桐蔭横浜大学へ進学した[1]。階級を70㎏級まで上げた3年の時には全日本ジュニアで3位になるも、学生体重別では2回戦で敗れた[3]優勝大会では5位だった[1]ベルギー国際では決勝で世界ジュニアチャンピオンである桐蔭学園高校3年の朝飛真実を破って優勝した[1]。4年の時には講道館杯の準々決勝で元世界選手権3位であるコマツ大野陽子一本背負投の技ありで破ると、決勝では環太平洋大学4年の田中志歩袈裟固で破って、シニアの全国大会初優勝を飾った[4][5]

2021年4月からはJR東日本の所属となった[1]体重別は決勝で自衛隊体育学校新添左季に技ありで敗れて2位だった[6]。11月のグランドスラム・バクーでは決勝でクロアチアのララ・ツヴィエトコを体落で破るなど全て一本勝ちして、IJFワールド柔道ツアー初優勝を飾った[7][8]。12月の全日本選手権では準決勝で同じ階級の同僚である田中志歩に有効で敗れて3位だった[9]。2022年4月の体重別では決勝で田中に反則負けを喫した[10]。その後階級を63㎏級に下げると、実業個人選手権では優勝した[11]グランドスラム・バクーでは3位だった[12]。2023年6月の実業団体では優勝した[13]。階級を70㎏級に再び上げると、11月の講道館杯では決勝でコマツ西願寺里保を技ありで破って優勝した[14]。12月のグランドスラム・東京では準々決勝で中立選手(AIN)名義で出場したロシアのマディナ・タイマゾワに敗れて負傷したため、その後の3位決定戦に出場できず5位だった[15]

IJF世界ランキングは1000ポイント獲得で35位(23/11/27現在)[16]

戦績

70㎏級での戦績

63㎏級での戦績

70㎏級での戦績

(出典[1]、JudoInside.com)

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j 「柔道全日本強化選手名鑑 2022」近代柔道 ベースボールマガジン社、2022年4月号
  2. ^ 全国高等学校柔道選手権大会
  3. ^ 全日本ジュニア柔道体重別選手権大会
  4. ^ 原田が男子73キロ級連覇 女子78キロ超級の冨田も―講道館杯柔道 時事通信 2020年10月31日
  5. ^ 2020年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  6. ^ 2021年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  7. ^ 寺田宇多菜が女子70キロ級優勝、大吉賢は男子73キロ級2位/柔道 サンケイスポーツ 2021年11月7日
  8. ^ Baku Grand Slam 2021
  9. ^ 第36回皇后盃全日本女子柔道選手権大会
  10. ^ 2022年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  11. ^ 第52回全日本実業柔道個人選手権大会
  12. ^ 寺田宇多菜3位、出口クリスタは優勝/柔道 サンケイスポーツ 2022年11月7日
  13. ^ 第73回全日本実業柔道団体対抗大会
  14. ^ 寺田V「やっぱり70キロ級」 講道館杯全日本体重別選手権/柔道 サンケイスポーツ 2023年11月5日
  15. ^ Tokyo Grand Slam 2023
  16. ^ World ranking list

外部リンク

  • 寺田宇多菜 - JudoInside.com のプロフィール(英語)
  • 1978~79年は65 kg級、80~97年は66 kg級、98年以降は70 kg級
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
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