富士川町

曖昧さ回避 この項目では、山梨県にある町について説明しています。静岡県にあった町については「富士川町 (静岡県)」をご覧ください。
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ふじかわちょう ウィキデータを編集
富士川町
富士川町旗 富士川町章
富士川町旗 富士川町章
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 山梨県
南巨摩郡
市町村コード 19368-2
法人番号 9000020193682 ウィキデータを編集
面積 112.00km2
総人口 13,572[編集]
推計人口、2024年5月1日)
人口密度 121人/km2
隣接自治体 南アルプス市西八代郡市川三郷町南巨摩郡身延町早川町
町の木 ゆず
町の花 さくら
ハト
富士川町役場
町長
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望月利樹
所在地 400-0592
山梨県南巨摩郡富士川町天神中條1134
北緯35度33分40秒 東経138度27分41秒 / 北緯35.56122度 東経138.46131度 / 35.56122; 138.46131座標: 北緯35度33分40秒 東経138度27分41秒 / 北緯35.56122度 東経138.46131度 / 35.56122; 138.46131
外部リンク 公式ウェブサイト

富士川町位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

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山梨県道42号(旧国道52号、旧鰍沢町役場前)

富士川町(ふじかわちょう)は、山梨県南巨摩郡に属するである。国中地方に含まれる。

地理

位置

南巨摩郡の北側に位置し、西側に日本二百名山の一つ櫛形山がそびえ、東側に日本三大急流の一つ富士川が流れる。

地形

山地

主な山
  • 櫛形山

河川

主な川

地域

人口

富士川町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 19,864人
1975年(昭和50年) 19,234人
1980年(昭和55年) 18,815人
1985年(昭和60年) 18,656人
1990年(平成2年) 18,170人
1995年(平成7年) 17,629人
2000年(平成12年) 17,544人
2005年(平成17年) 17,405人
2010年(平成22年) 16,307人
2015年(平成27年) 15,294人
2020年(令和2年) 14,219人
総務省統計局 国勢調査より

隣接する自治体

山梨県

歴史

鰍沢町#歴史」および「増穂町#歴史」も参照

沿革

平成

  • 2010年平成22年)3月8日 - 増穂町・鰍沢町が合併して富士川町が発足する。
  • 2012年(平成24年) - イメージキャラクターが提案されてマスコットの桜柚波(さゆは)が誕生した。
  • 2014年(平成26年)2月14日15日 - 関東地方記録的大雪で富士川町で130cmの積雪を観測[1]
  • 2015年(平成27年)3月31日 - 町立増穂西小学校が閉校する[2]

令和

政治

行政

町長

  • 望月利樹(2022年1月 - 現職、1期目)

合併

合併協議

南巨摩郡増穂町、鰍沢町と西八代郡市川大門町三珠町、六郷町の5町は合併に向けて2001年平成13年)に合併研究会を設置した。翌年には任意協議会を設置したが、増穂町が2003年(平成15年)2月に実施したアンケートではこの年の4月に誕生する南アルプス市との合併を望む声が多く、任意協議会で組んでいた4町との合併については反対が賛成を上回ったため、3月に協議会を離脱。残る4町で合併が協議されたが、鰍沢町が離脱した増穂町との合併を望んだことから協議会は解散した[注釈 1]

協議会を離脱した増穂町は南アルプス市に合併協議を申し入れたが、南アルプス市は合併したばかりということで凍結を申し入れ破綻する。一方、増穂町議会の中には鰍沢町との合併を望む議員もおり、南アルプス市との合併にこだわる町長側と鰍沢町との合併を推進する町議会側で対立。2004年(平成16年)に鰍沢町との合併の是非を問うアンケートがとられ、その結果わずかながら反対が賛成を上回ったため、将来的に南アルプス市との合併を視野に入れつつ単独町制を継続することを決定した。これに対し鰍沢町と増穂町議会は鰍沢町との合併を模索し続け、増穂町長に再三合併協議会の設置を申し入れたが増穂町長はアンケート結果を理由に受け入れなかった。

県内の他市町村が次々と合併していく中、増穂町と鰍沢町は膠着状態が続いていたが、2007年(平成19年)に行われた増穂町長選挙で合併推進派の新人候補が当選したことにより急展開する。翌年に増穂町議会は増穂町長に対し合併協議会の設置を申し入れ、町長はすぐに了承。8月に鰍沢町との合併協議会が設置され、公募と協議の結果新町名は富士川町に決定。途中、合併反対派の一部増穂町民が増穂町長に対してリコール運動を展開するが署名不足で成立せず。2008年(平成20年)10月31日まで、静岡県に同じ名前の町が存在(現:富士市)したが法律上規制されるものでなく、2009年(平成21年)6月5日に合併調印がなされ、同年11月10日に官報告示された。

なお、この合併により日本の町の数が市の数を下回った。

施設

警察

警察署

消防

本部
消防署
分駐所
  • 増穂分駐所(南巨摩郡富士川町天神中条28-1)

医療

主な病院

経済

第三次産業

商業

主な商業施設

拠点を置く企業

情報・通信

マスメディア

放送局

テレビ

教育

専修学校

県立
  • 峡南高等技術専門学校

中学校

町立
  • 富士川町立鰍沢中学校
  • 富士川町立増穂中学校

小学校

町立
  • 富士川町立鰍沢小学校
  • 富士川町立増穂小学校
  • 富士川町立増穂南小学校

特別支援学校

県立

その他の学校

  • 峡南自動車教習所

研究機関

交通

鉄道

かつては、旧増穂町と甲府を結ぶ山梨交通電車線が走っていたが廃止され、現在の富士川町内には鉄道が通っていない。このため鉄道利用は富士川を渡り、隣の市川三郷町まで行き身延線に乗る必要がある。旧鰍沢町域からは富士橋経由で鰍沢口駅が、旧増穂町域からは富士川大橋経由で市川大門駅が最寄り駅である(いずれも特急停車駅)。ただし、駅まで向かう路線バスの本数が少なく、徒歩で前者は20 - 30分、後者は50 - 1時間を要するなど利便性は良くない。そのためか、甲府方面へ向かう場合は路線バスで甲府駅へ向かったほうが確実である。

バス

高速バス

高速バス路線は新宿駅方面へ直通する中央高速バスが1日6往復運行している。

中央高速バス

路線バス

山梨交通鰍沢営業所から市街地を縦貫し甲府駅方面へ向かう山梨交通の路線バスが1時間につき1 - 2本(ラッシュ時は3 - 4本)走っているほか、自治体バスとして富士川町営バスが、山梨交通鰍沢営業所(過去には山交タウンコーチ)に委託する形で富士川町コミュニティバス・富士川町ホリデーバスが走っている。

  • 44系統:(十五所経由)甲府駅 - 小笠原 - 追分 - 鰍沢営業所線
  • 45系統:(十五所経由)一高前 - アルプス通り - 小笠原 - 追分 - 鰍沢営業所線 (High Schoolライナー)
  • 47系統:(西野経由)県立中央病院 - 甲府駅 - 西野 - 追分 - 鰍沢営業所線
  • 53系統:(南湖経由)県立中央病院 - 甲府駅 - 花輪 - 追分 - 鰍沢営業所線

コミュニティバス

富士川町町営バス
  • まほらの湯 - 富士川町役場前 - 富士川病院 - 富士川町教育文化会館前 - 鰍沢営業所 - 箱原 - かじかの湯 - 十谷観光駐車場
富士川町コミュニティバス
定時定路線運行
  • 増穂中学校 - 青柳車庫 - 旧増穂町役場 - 小室 - 南小前
  • 増穂中学校 - 青柳車庫 - 旧増穂町役場 - 平林
    • 平日のみ運転。
富士川町ホリデーバス
  • 十谷線:鰍沢口駅 - 鰍沢営業所 - 鰍沢中学校 - 五開入口 - 箱原 - かじかの湯 - 十谷入口
  • 小室線:鰍沢口駅 - 鰍沢営業所 - フォレストモール南 - 甲西道路入口 -富士川町役場 - 増穂商業高校正門 -教習所前 - 小室
  • 平林線:鰍沢口駅 - 甲西道路入口 - 富士川町役場 - 増穂小学校 - 大久保 - 新梨 - 平林公民館 - 平林
    • 山梨交通鰍沢営業所へ運行委託。
    • 土休日に運転。ただし、年末年始は運休。
    • 全区間一律200円(小人100円)。交通系ICカードSuicaPASMOなど)が使える。
    • 町内の65歳以上の高齢者・障害者・小中学生は運賃無料。年齢を証明できる身分証明書や学生証などの提示が必要。

道路

町域を縦貫する形で国道52号が、旧増穂町から笛吹市方面へ国道140号が通っている。国道52号は甲府盆地と峡南(河内)地域および静岡県を結んでおり、古くから輸送の要であった事から現在も大型自動車の往来が多い。そのため近年では市街地を避ける形で甲西道路が建設されたほか、中部横断自動車道が建設され、町内には増穂IC増穂PA富士川TBが設置されている。

高速道路

増穂PA

国道

県道

道の駅

道の駅富士川
  • 道の駅富士川(中部横断自動車道の下り線増穂PAからも利用できる)




観光

名所・旧跡

主な寺院
  • 懸腰寺
  • 最勝寺 - 忍性が開いたとの伝説がある。
  • 昌福寺 - この寺の一道院日法が霊元上皇の重病を加持祈祷で治したと伝わる。
  • 妙善寺
  • 妙法寺 - 県下最大級の山門あじさいで知られる。

観光スポット

公園
娯楽施設
  • テアトル銀嶺 - 映画館(1950年~昭和30年代)
  • 青柳南嶺劇場 - 映画館(1946年~1987年)
温泉
  • 赤石温泉

出身関連著名人

キャラクター

  • 桜柚波(さゆは) - 2012年誕生[4]
  • ゆずにゃん -2021年誕生[5]

富士川町を舞台とした作品

浮世絵

映画

  • 映画 ゆるキャン△ - 主要人物達が、高下地区にキャンプ場を作ろうと奮闘する。

広報・公聴

町の花・木・鳥・歌[6]

  • 町の花「さくら
  • 町の木「ゆず
  • 町の鳥「ハト
  • 町の歌「明日を生きる」 - この曲は合唱にもなっていて、富士川町公式YouTubeチャンネルで公開されている[7]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ のちに鰍沢町を除く3町で合併協議会が設立され、2005年(平成17年)10月に市川三郷町が誕生している。

出典

  1. ^ 広報ふじかわ号外 http://www.town.fujikawa.yamanashi.jp/bosai/bosaibohan/files/fujikawagougai.pdf
  2. ^ 広報ふじかわ 平成27年5月号 No.62 132年の歴史ある学校にお別れ http://www.town.fujikawa.yamanashi.jp/chosei/koho/img/No62.pdf
  3. ^ “官製談合疑い、山梨県富士川町長を逮捕(共同通信)”. Yahoo!ニュース. 2021年12月26日閲覧。
  4. ^ 桜柚波
  5. ^ ゆずにゃんの部屋富士川町
  6. ^ “町の花・木・鳥・歌”. 富士川町. 2023年11月5日閲覧。
  7. ^ 富士川町公式YouTubeチャンネル 富士川町

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、富士川町に関連するカテゴリがあります。
  • 公式ウェブサイト
  • 富士川町商工会
  • 富士川町観光物産協会
  • 増穂町鰍沢町合併協議会
  • 地図 - Google マップ
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