トゥラシー・ギリ

トゥラシー・ギリネパール語;तुल्सी गिरी, Tulasi Giri, 1926年9月26日 - 2018年12月18日)は、ネパール保守政治家トゥルシー・ギリ(Tulsi Giri)とも呼ばれる。王党派。王国時代に首相を3度務める。 任期は次のとおり。

  1. 1960年 - 1963年
  2. 1964年 - 1965年
  3. 1975年 - 1977年

生涯

はじめ、ネパール会議派に属し、ビシュエシュワル・プラサード・コイララ首相の側近だったが、マヘンドラ国王から一本釣りに会い、その側近となる。国王にクーデターを進言。

1960年、マヘンドラ国王のクーデター成功後、ビシュエシュワルに代わって首相任命された[1]。その後、二度にわたり首相となる。

2005年ギャネンドラ国王が親政(直接統治)に乗り出した際も入閣し、政府のナンバー2として事実上の首相代行とみられたこともある。

晩年は肝臓癌を発症し、長い闘病生活を送った。2018年12月18日ブダニールカンタ(英語版)にある自宅で92歳で死去[2]

脚注

  1. ^ 佐伯『世界歴史叢書 ネパール全史』、p.648
  2. ^ “Former Nepal Prime Minister Tulsi Giri passes away”. The Economic Times. (2018年12月18日). https://economictimes.indiatimes.com/news/international/world-news/ex-nepal-pm-tulsi-giri-dead/articleshow/67142678.cms 2018年12月18日閲覧。 

参考文献

  • 佐伯和彦『世界歴史叢書 ネパール全史』明石書店、2003年。 

関連項目

19世紀 - 1846年
ラナ家による世襲
1846年 - 1951年
1951年 - 1960年
国王親政
1960年 - 1990年
1990年-2008年
ネパールの旗